所用で日本に一時帰国していました。
滞在中、1週間ほど時間が取れたので、早めの夏休みということで西日本を中心に、実家に預けていた愛車でぶらぶらと当てもなく走る事に。
まず向かったのは明石海峡大橋。
ドイツに来てから出会った建設業を営んでいるナイジェリア出身の方に「日本人なのに明石海峡大橋に行った事ないの??あんな良い橋なのに??」と、まるでこいつは本当に日本人なのか?といっと雰囲気で言われてしまい、日本に帰った際には行かないとな、としばらく思ってしました。
本州側の橋のふもとに舞子公園があり、そこから橋がよく見渡せます。
四国の手前まで来たからには、食べないわけないはいかない。
ということで、香川でうどんを食べてきました。
数年前に香川でうどんを食べてからというもの、今まで食べていたうどんはなんだったのか、というほどに衝撃を受け、それ以来主に関東のうどん店を巡っていましたが、どうにも理想のうどんには出会えず。
香川では5軒程のうどん屋さんを巡ったのですが、須崎食料品店さんは別格でした。
食べログうどんランキング一位は伊達じゃありません。
平和記念公園にてフィールドレコーディング。シンセサイザーで即興しました。
中学生の頃だったか、修学旅行で来て以来の広島に。
数年前に平和記念資料館の展示内容がリニューアルされたとのことで、こちらも行っておかないと、と長い間思っていました。
原爆ドーム以外にも原爆の被害を受けながら残った建物がいくつかあり、そのうちの一つ、広島市立本川小学校の地下に、リニューアル前まで平和記念資料館で展示されていたジオラマがあります。
こちらは現在、平和資料館として使用されており、建物や内装はほとんど被爆時のまま残っているとのこと。
また、平和記念公園レストハウスの地下も、ほぼ被爆時のままの状態で残されています。
北上して出雲大社へ。
あまり信心深いという訳でもないのですが、神社仏閣があるとついつい訪ねてしまいます。
特に出雲大社のしめ縄は、一度現物を見てみたかった。
みなさん、熱心にお参りされていました。
そろそろ折り返し地点、鳥取砂丘に来ました。
本か何かで意外と小さい、といったことを読んだ気がしていたのですが、なんてことない。
思ってた以上に大きかったです。
砂丘からは、普段とは違う海の景色が見渡せて新鮮です。
しかし、台ぐらい無料で使わせてくれても良いのに。
金沢21世紀美術館。
こちらも以前一度来たことがあるのですが、その時は無料スペースのみで、今回初めて有料スペースに。
残念ながら撮影禁止でしたが、佐々木類/SASAKI Rui《植物の記憶 / Subtle Intimacy 2012-2023》2023年がとても印象的でした。
他にも有名なレアンドロ・エルリッヒのスイミング・プールや、カプーアの部屋、タレルの部屋等、見どころがたくさん。
こちらは同じく金沢の主計町茶屋街。
日が沈んだ頃に訪れたところ、とても幻想的で、突然違う場所にやって来たかのような雰囲気に。
あちらこちらの料亭からは豊かな笑い声が響いてきて、思わずお店に吸い込まれそうになります。
自分にとっての魅惑的とは、まさにこういうことかも。
今回唯一、ここには必ず行かなくては、と思っていたのは能登。
道の駅や被害が軽かったお店などは徐々に営業を再開してきているとのことで、関係者の方等に行っても問題なさそうか確認した上で、輪島市と珠洲市に向かいました。
まだまだ通行止めや車線規制中の道路は多いものの、奥能登への道はほとんどストレス無く走れます。
輪島市ではお寿司屋さんや、他にもいくつも食事ができるお店などが営業を再開していました。
解体作業をされている方も目立ちます。
家が元通りになっても仕事がなければ復興できない、という話も聞きました。
今自分にできる事は、現地でお金を落とすことぐらいしかないので、能登の魚を使った美味しいお寿司を頂き、お土産をスーツケースいっぱいに買い込み、帰路につきました。